2023年度事業報告[コーディネート事業]
企業からの部材供給に係るマッチング支援の依頼
医療機器メーカーに対して、自社の金属/樹脂加工等の技術を活用した部材供給の拡大を検討している企業より、医療機器メーカー等とのマッチングやマッチングに係る事業サポートについて依頼があった。
当該企業と複数回面談を実施した結果、医工連携推進機構とコンサルティング契約を締結することとなった。2024年3月末から半年間を対象期間とし、それに伴い、当該企業支援を行っていただけるコーディネータに対して技術紹介のためのWEB面談を実施。
2024年度より、企業に対するコンサルティング支援を実施する。
企業の社内研修への講師派遣
昨年度、医薬品企業より、開発者等に対するSaMD関連の社内研修の依頼があり、講師を選定していたが、当該研修を2023年5月に実施した。
企業からの出張講座の依頼
医療機器ビジネス基礎講座の出張講座に関心を持つ企業より問い合わせを受ける。当該社は医療機器を扱っているが、担当者と面談したところ、企画や研究開発を行う部署において、改めて基礎的な内容等を整理したいとの要望があった。企業と調整の上、6テーマについて、出張講座を行った。
テーマ
- 医療機器とは/医療機器ビジネスの特徴
- 医療機器ビジネスへの参入
- 薬機法による医療機器の規制
- 質疑
- 医療保険制度と医療機器
- PL法/医療機器参入に関する支援制度
- プログラム医療機器 —薬機法による規制—
なお、本企業からは出張講座を受けて、医工連携推進機構を窓口にして、様々な課題に適した人材にコンサルをお願いしたいとの依頼があり、具体的な相談や契約に向けた対応検討を行ったが、定常的に相談案件が発生しないとのことで、課題が出た際に、改めて相談してもらうこととなった。
大学からの講師派遣依頼
昨年度、2024年度に開校する生体医用システム工学専攻の授業への講師派遣の依頼を受けており、講師候補の紹介を行っていた。当該候補者含めた大学側との調整の結果、医工連携推進機構(医工連携コーディネータ協議会)関係者3名を講師として派遣することが決定した。