概要

名称カーボンリサイクルエネルギー研究センター (略称:CRERC)
Carbon Recycling Energy Research Center
所在地茨城県日立市中成沢町4-12-1 茨城大学日立キャンパス(N5棟内)
設立日2023年4月1日
連絡先TEL 0294-38-5164
Email crerc-steering[at]m.ibaraki.ac.jp
センター長田中光太郎 茨城大学大学院理工学研究科教授
所属教員数10名
メンバー田中 光太郎[センター長/利用ユニット]
境田 悟志[回収ユニット長]/福元 博基[合成ユニット長]/酒井 康行[利用ユニット長]
李 艶栄、西澤 智康[回収ユニット]/城塚 達也[合成ユニット]/平田 輝満、吉田 友紀子[利用ユニット]

ごあいさつ

2050年に向けて、社会経済活動を維持しながら二酸化炭素を削減していくことが求められています。その方法として、再生可能エネルギーや脱炭素燃料(水素やアンモニア)の燃焼に伴う熱エネルギー利用が検討されており、二酸化炭素を「生成しない手法」の研究、技術開発が進められています。一方で、二酸化炭素を削減する方法として、二酸化炭素を消費する、つまり、新たな資源として有効活用していく「カーボンリサイクル」という手法を利用していくことも重要と考えられます。

そこで、茨城大学の中に立ち上げる新たなカーボンリサイクルエネルギー研究センターでは、電動化が難しい熱利用領域のカーボンニュートラル技術を開発、社会実装することを目指し、「脱炭素燃料の安全な利用技術開発」とともに「カーボンリサイクル技術の開発」に焦点を当て研究教育活動を実施していきます。カーボンリサイクル技術の開発では、二酸化炭素の回収、燃料合成、燃料の高効率利用という3本の柱をかかげて研究を推進し、カーボンリサイクル技術の社会実装を目指します。特に二酸化炭素の回収や燃料の合成にはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーを既存方法と比較して大きく削減する手法の開発を目指します。

このセンターの研究、技術開発を通して、センターが設置される日立市や茨城県といった地域のカーボンニュートラル化の推進に貢献するだけでなく、この日立から新たな技術を世界に発信し、全地球規模の問題である二酸化炭素削減に貢献していければと思います。ぜひ、このような研究活動に興味を持っていただけましたら、センターにご参集いただき、一緒に研究活動を推進できればと思います。新たなセンターの活動にどうかご注目いただき、叱咤激励を賜れればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

センター長 田中光太郎